
星街すいせいの曲で「代表はどれ?」って聞かれると、私はだいたい 「Stellar Stellar」に落ち着く。いまの活動の“看板”として正面から立ってる感じが、そこに一番近いから。
一方で 「NEXT COLOR PLANET」 は、代表争いの土俵に無理やり乗せるより、別の棚で扱った方がちゃんと見えるタイプの曲だと思ってる。
ホロライブ移籍後初のオリジナルだったり、作詞が本人だったり、ライブを重ねるほど意味が増えていく曲だったり。キャリアの年表に引っ掛けると、ここが「早い年代の入口」になる。
だからこの記事は、落ち込んだ夜に寄り添ってくれた、みたいな救われた系の語りに寄せず、言葉の置き方と曲の設計を眺めるメモにする。
※歌詞の全文は、公式の音楽配信サービスやYouTube公式動画でご確認ください(本記事は長文引用しません)。
目次
基本情報(公式情報ベース)
ホロライブ公式の楽曲ページ、カバー株式会社のプレスリリース、制作側(Arte Refact)の作品紹介をベースに整理します。
| 区分 | 項目 | 内容 |
| 楽曲 | タイトル | NEXT COLOR PLANET |
| 楽曲 | アーティスト | 星街すいせい |
| 楽曲 | 位置づけ | デビュー2周年記念の3rdオリジナルソング/ホロライブ移籍後初のオリジナルソング(公式紹介文の要約) |
| 楽曲 | リリース | 2020年3月22日(公式ページ表記) |
| 楽曲 | 作詞 | 星街すいせい |
| 楽曲 | 作編曲 | 酒井拓也さん(Arte Refact) |
| 楽曲 | ミックス | 菊池司さん(Arte Refactの紹介文表記) |
| 楽曲 | サウンドプロデュース | 桑原聖さん(Arte Refactの紹介文/プレス表記) |
公式の入口はこちら。
- [NEXT COLOR PLANET \| 音楽 \| hololive(ホロライブ)公式サイト](https://hololive.hololivepro.com/music/next-color-planet/)
- [「ホロライブ」所属VTuber「星街すいせい」、ニューシングル「NEXT COLOR PLANET」を本日発表! \| カバー株式会社](https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000241.000030268.html)
- [『ホロライブ』所属VTuber、星街すいせいさんのオリジナル楽曲第3弾「NEXT COLOR PLANET」の作編曲、ミックス、サウンドプロデュースを担当。 \| Arte Refact](https://www.arte-refact.com/works/10788/)
どういう曲か
公式の言い方を借りるなら、キュートでクールなパーティソング。
でも私の体感だと、ジャンル名より先に出てくるのは「キラキラしてるのに、泣ける」みたいな矛盾。
制作の裏側は、配信トークやインタビュー断片でしか追いきれない部分も多いんだけど、少なくともクレジットが示す通り、作詞は星街すいせい本人なんだよね。
だから歌詞の一行一行に「本人の選んだ言葉」が乗ってる、という前提で聴くと、聴こえ方が変わる。
あと個人的に好きなのが、制作現場の人間味。
(レコーディング当日の服装の話とか、トラックに対して意見を出し合った話とか。細部の数字まではここでは断定しないけど)「完成品だけが滑り込んできた曲じゃない」感じがして、ファン目線だと愛おしさが増える。
サウンドがとにかく豪華
公式紹介が「アイドルソングを担当してきたArte Refact」寄りなので、サウンドの作りはかなり“現場のプロ仕様”だと思う。
私の耳だと、ブラスが太くて、ギターやリズム隊も生きがいい。
ただの明るいポップスじゃなくて、ショーみたいに場が広がるタイプのキラキラさがある。
VTuber楽曲の中でも「歌える/踊れる/ライブで映える」方向に振り切ってる気がして、だからこそ、後からライブで何度も塗り替えられてきたんだろうな、って想像しちゃう。
歌詞の話
「作詞:星街すいせい」という事実が重い
「みちづれ」はAyaseさんが作詞で、すいちゃんの話を聞いて言葉にしてくれた曲。
「ビビデバ」も、ギガさんが作った曲。
でも「NEXT COLOR PLANET」は違って、すいちゃん本人が書いた言葉なんだよね。
だからこの曲の歌詞に込められた感情って、フィクションというより「本人の口から出てきた言葉」に近い。
それを知ってから聴くと、同じフレーズでも重さが変わる。
冒頭の「秘めてる日々」
最初の方に出てくる「秘めてる日々」みたいな言い方が、私はすごく正直だと思った。
当時のすいちゃんは、今みたいに“前提として強い”イメージがつく前の時期もあったはずで、輝きたい・届けたいって気持ちを内側に抱えてた時間があった、って読める。
その「抱えてた」が、そのまま言葉になってる感じ。
括弧書きの歌詞が好きすぎる
括弧の中に、英語っぽいフレーズが差し込まれるところ。
最初は「ポップでかわいい装飾」くらいに思ってたんだけど、よく考えると構造として面白くて。
メインの歌詞が「すいちゃんからファンへの言葉」だとしたら、括弧の中って、ファンが想像する“理想のライブの景色”を、本人が先に代弁してるみたいに聴こえる。
「ねえ、あなたの好きな音楽ってこうでしょ?」って言いながら、自分が全部体現してみせる、みたいな。
だから「届ける」系のフレーズにも自然につながる。
「終われない」と「終わらない」
同じ系統の言葉が、すごく近い位置に並ぶところがある。
片方は「まだ終われない」みたいな、前に進む意志。
もう片方は「終わらない」みたいな、続きの肯定。
意味は近いのに、主語や置き方が違うだけでニュアンスが変わるのが好きで。
ライブで合唱や掛け合いが起きる曲だと、この差がさらに強くなる。
2番入りの「憂鬱」から「コメット」へ
2番の入り方が、1番のキラキラとは少し違う温度になってるのが好き。
朝の憂鬱みたいな現実を置いたあとで、彗星(コメット)のモチーフに繋げる。
しんどい朝をひっくり返すトリガーとして、自分の象徴を使ってるのがすごくすいちゃんらしい。
ラストの「明日も会えるから!」
最後の締めが、挨拶みたいなのに強い。
リリース周辺のコメントでも、ファンへの感謝と「これからも」がにじむ言い方をしていた記憶がある(※細かい文言は配信アーカイブ等で確認が確実です)。
ライブで聴くと特にそうで、今日が終わっても続く約束みたいに刺さる。
この曲とすいちゃんの歩み
「NEXT COLOR PLANET」は、2020年のリリース以降も、ライブとアルバムで何度もアップデートされてきた曲だと思う。
1stアルバム『Still Still Stellar』(2021年9月29日発売/ホロライブ公式ページ表記)の収録曲として、「NEXT COLOR PLANET」が入っている。
(配信サービス側ではサブタイトル付きで表記されることもあります)
同じ歌詞でも、アレンジと歌声の経年で見え方が変わるのが、この曲の怖さというか、すごさ。
2020年に「このままじゃ終われない」系の言葉を歌ってた人が、規模の違うステージで同じ曲を歌う。
歌詞は変わらないのに、積み上がった現実が全部乗っかって聴こえてくる。
「みちづれ」「シュガーラッシュ」と並べてみると
ここまで別記事で書いてきた曲と並べると、同じアーティストでも“泣き方”が全然違うのが面白い。
- シュガーラッシュ(みこめっと):ハイテンションで、苦しさを勢いでぶっ飛ばそうとしてる
- みちづれ:苦しさを引きずりながら、それでも歩くことを選んでる
- NEXT COLOR PLANET:苦しさより先に「輝きたい」「届けたい」が来る
「みちづれ」や「ビビデバ」は、キャリアの厚みからくる表現も含めて尖ってる気がする。
でも「NEXT COLOR PLANET」は、ひたすら前を向いてた頃のまっすぐさが残ってる曲でもある。
その純度が、今のすいちゃんを知ってから聴くと余計に胸に刺さる。
FAQ(よくある質問)
Q1. いつリリース?
A. 2020年3月22日(ホロライブ公式の楽曲ページ表記ベース)。
Q2. クレジットは?
A. 作詞は星街すいせい、作編曲は酒井拓也さん(Arte Refact)など。詳細は公式ページとArte Refactの紹介文が見やすいです。
Q3. アルバムにも入ってる?
A. はい。1stアルバム『Still Still Stellar』に収録されています(公式ページの収録内容表記ベース)。
- [Still Still Stellar \| 音楽 \| hololive(ホロライブ)公式サイト](https://hololive.hololivepro.com/music/still-still-stellar/)
Q4. 配信リンクは?
A. 公式ページに **STREAMING / DOWNLOAD** の導線があります。
- [NEXT COLOR PLANET \| 音楽 \| hololive(ホロライブ)公式サイト](https://hololive.hololivepro.com/music/next-color-planet/)
Q5. 歌詞の解釈はこれが正解?
A. いいえ。ここに書いてあるのはファンの感想です。公式のクレジットや紹介文がある部分はそれを土台に、それ以外は推測・体感で補っています。
まとめ
「NEXT COLOR PLANET」は、星街すいせいが自分の言葉で書いた、ファンへの手紙みたいな曲だと思う。
公式が言う「キュートでクールなパーティソング」という顔のまま、中身はかなり誠実で、ライブと時間をかけて育ってきた。
初めて聴く人は、まず公式の入口から。
すでに好きな人は、ライブ映像で聴き直すのが一番ズルい(褒めてる)。
